色の見え方【配色】


さぁ、はじめよう!!

色は常に同じ見え方をするわけではありません。私たちが身のまわりにある色を見るとき、単色だけで色を見るということはほとんどなく、色と色とがとなり合っていたり、重なり合っていたりと、まわりにあるほかの色の影響を受けて本来の色とは違った見え方をしているのです。

色どうしが近くに配置されたとき、その色どうしがどう影響しどのような見え方をするのかをまとめてみました。

 

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⦿ 色の対比

まったく同じ色でも、背景の色が異なるだけで違う色に錯覚して見える。

これは、同時に見ているまわりの色や先に見た色の影響を受け、単色のときとは少し異なった色の見え方をする現象が起きるからである。これを「色の対比」といい、主に「継時対比」と「同時対比」に分類される。

 

 継時対比 けいじたいひ 
ある色をしばらく見続けた後に目をほかのものに移すと、先に見ていた色の影響を受け、次に見た色が本来の色と少し違った色に見える現象のこと。

 

 残像現象 
赤い円を10秒くらいジーッと見つめたあと、隣の白い枠に視線を移してみると、うっすらと青緑の円が見えてくるだろう。これは「赤」と「青緑」が「補色」関係にあり、特定の色を見続けることによって起こる視神経の疲労を和らげるため、人は網膜上に」心理補色」をつくり出していることから生じる現象である。

また、同じように赤い円を10秒くらいジーッと見つめたあと、今度は黒い枠に視線を移してみると、うっすらとそのまま赤い円が見えてくるだろう。これは「赤」がそのまま残って「残像として見える現象である。

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 同時対比 どうじたいひ 
2色以上の色を同時にみたとき、互いの色が影響し合うことで、単色のときとは異なった見え方をする現象のこと。また、対比するそれぞれの色が、「色の三属性」の中でどの属性に関わるかによって分類される。

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 明度対比 
明るさの異なる複数の色を組み合わせたとき、隣接する色の影響によって明度が変化し、本来の明るさと差が生じる現象のこと。明るい色と暗い色を組み合わせたとき、明るい色は「より明るく」見えたり、暗い色は「より暗く」見えたりする。

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 色相対比 
色みの異なる複数の色を組み合わせたとき、隣接する色の影響によって色相が変化し、本来の色みと差が生じる現象のこと。「黄みがかって」みえたり、「青みがかって」みえたりする対比効果。

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 彩度対比 
鮮やかさの異なる複数の色を組み合わせたとき、隣接する色の影響によって彩度が変化し、本来の鮮やかさと差が生じる現象のこと。。鮮やかな色とくすんだ色を組み合わせたとき、「より鮮やか」にみえたり、「よりくすんで」みえたりする。

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 補色対比 
色相対比の一種で、色相環上で正反対(補色関係)にある色どうしを組み合わせたとき、互いの残像が影響し合うことで、本来の色より鮮やかさが強調される現象のこと。

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 縁辺対比 えんぺんたいひ 
色相対比の一種で、接する色と色の境界部分で色相、明度、彩度の対比が強調されて見える現象のこと。隣接する2色の明度段階が異なるとき、その境界線が際立って見える現象で、明るい色に接する暗い色は「より暗く」みえ、暗い色に接する明るい色は「より明るく」みえる。

 

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⦿ 面積効果

同じ色でも面積の大きさによって明度や彩度に変化が感じられ、見え方が変わる現象のこと。一般的に色には、大きな面積でみると明るく鮮やかにみえ、小さな面積でみると暗くくすんでみえる性質がある。

 

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また、明るい色は同じ色でも、小さな面積でみるときよりも大きな面積で見え方が、明るく感じられる。また暗い色は、小さな面積でみるときよりも大きな面積で見た方が、暗く感じられる。

 

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部屋の壁などの大きな面積の色を選ぶときに小さな色見本で色を選んでしまうと、実際に仕上がったときに選んだ色みと少し変わって見えてしまうなんていうトラブルがあるので、少し大きめのカラーサンプルを用意して色を決めるとよい。

 

 

⦿ 色の同化

隣接した色の影響を受けて、互いの色に近づき似た色に見える現象のこと。この現象は、面積が小さく細かい図柄や間隔の狭いストライプなどの配色の時に起こりやすい。

 

 色相同化 
地色が赤で、図色を黄色にした場合、地色は黄みを帯びてみえる。地色が赤で、図色を紫にした場合、地色は青みを帯びてみえる。

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 明度同化 
地色(背景色)が灰色で、図色を白にした場合、地色は明るくみえる。地色が灰色で、図色を黒にした場合、地色は暗くみえる。

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 彩度同化 
地色が桃色で、図色を赤にした場合、地色は鮮やかみえる。地色が桃色で、図色を灰色にした場合、地色はくすんでみえる。

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⦿ 色の対比・同化・混色

背景色に挿入される色の細かさによって起こる現象は異なる。対比は、色が大きく挿入された場合に起こる現象。同化は、色が細かく挿入された場合に起こる現象。混色は、色がさらに細かく挿入された場合に起こる現象である。

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また、色を見る距離によっても変化し、挿入された色を近くで見ると対比し、少し離れて見ると同化し、さらに離れて見ると混色が起こる。

 

 

⦿ 色陰現象 しきいんげんしょう

白や灰色などの無彩色が有彩色に囲まれると、周囲の色の補色が無彩色に影響した色みに見える現象のこと。

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最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは、see you next time.

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