類似性を活かした配色


さぁ、はじめよう!!

絵を描いているときや服を選ぶときなど、様々な場面で「赤を使いたいけど、何色と合わせたらいいのかな?」といったように、色選びに頭を悩ませることがあるのではないでしょうか。

組み合わせる色によっては、デザインの印象が大きく変わるのでとても重要になってきます。そこで、配色の基本である「類似性の原理」に基づいた7つの配色についてまとめてみました。

 

 

類似性の原理

アメリカの物理学者のジャッド(Deane Brewster Judd / 1900 – 1972)がまとめた「4つの色彩調和論」のひとつで、色相やトーンに共通性のある色は調和するという考え方のこと。

 

 

色相に類似性のある配色

ドミナントカラー dominant color

「ドミナント」は「支配的な」を意味し、同じ色相や隣接した色相で全体をまとめ(色相を支配して)、トーンで変化をつけた多色配色。

色相のイメージを強調する配色で、明度差や彩度差が小さいほど色相のイメージが強調される。また、似たような色相が並んでいるため、デザインの内容によってはおもしろみに欠け、単調に見えてしまう場合もある。

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トーンオントーン tone on tone

「トーンを重ねる」を意味し、同じ色相や隣接した色相で全体をまとめ、明度差を大きくした多色配色。

色相のイメージが強調され統一感がありながら、明度差で変化をつけらえるのでバランスがとりやすく穏やかな印象になる。また、明度差を活かして立体的な効果を演出できる。

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トーンに類似性のある配色

ドミナントトーン dominant color

同じトーンや隣接したトーンで全体をまとめ(トーンを支配して)、色相で変化をつけた多色配色。

トーンのイメージを強調する配色で、統一感がありながらもにぎやかな印象になる。

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トーンイントーン tone in tone

「トーンの中で」を意味し、同じトーンや隣接したトーンで全体をまとめ、明度差を小さくした多色配色。

トーンのイメージが強調され統一感がありながら、明度差や彩度差に違いがないので、色相が増えても違和感がなくまとめることができる。また、明度差を活かして立体的な効果を演出できる。

ドミナントトーンと似ているので、違いがわかりづらい配色なのだが、トーンイントーンの方が「明度差が小さい」配色である。

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トーナル tonal

中明度で中彩度の中間色である「ダル・ソフト・ライトグレイッシュ・グレイッシュ」の4つのトーンを組み合わせた多色配色。

灰色を含んだ濁色なので、控えめで落ち着きのある印象を与え、トーンのイメージが強調される配色。

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色相・トーンに類似性のある配色

カマイユ comaIeu

フランス語で「単色画」を意味し、同じ色相や隣接した色相で、同じトーンや隣接したトーンに変化をつけた配色。

単色で変化が出ない程度の濃淡をつける配色なので、統一感がありソフトな印象や微妙なニュアンスが表現できる。

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フォカマイユ faux comaIeu

フランス語で「フォ」は「偽りの」を意味し、類似色相で同じトーンや隣接したトーンに変化をつけた配色。

色相、明度、彩度に少し差があるため「カマイユ」よりも、色相やトーンにやや変化をつけたはっきりした印象になる。

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私たちの身の回りにはたくさんの色が存在し、その組み合わせ方も「何百通り、何千通り」と様々で、とても混乱しやすく出口が見えなくなることもしばしばですが、これらの基本的な配色方法をうまく活用して、心地よいデザインを生み出してみてください。

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは、see you next time.

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