ゲーテの考え方【色彩調和論】


さぁ、はじめよう!!

絵を描いているときや服を選ぶときなど、様々な場面で「赤を使いたいけど、何色と合わせたらいいのかな?」といったように、色選びに頭を悩ませることがあるではないでしょうか。そんな色彩の「???」について調べた人たちがいました。

 

 

色彩調和

2色以上の色を組み合わせて、色彩のバランスや美しさなどを作り上げていくこと。また、その配色が見る人に好感を与えたときに、それらの色は調和しているといえる。

 

 

色彩調和論

色彩調和については、イングランドの物理学者サー・アイザック・ニュートン(Sir Isaac Newton)によりスペクトルの発見されて以降、色彩が科学的にとらえられるようになり、様々な学者たちによる論議が繰り返されてきた。ここでは色彩調和についてはじめて意識した人とも言われている、ゲーテの「色彩論」についてまとめてみることにした。

 

 

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

Johann Wolfgang von Goethe(1749 – 1932)

小説「若きウェルテルの悩み(1774)」や詩劇「ファウスト」などの著作したドイツの文豪。と言っても、ゲーテには悪いが小説をあまり読まないので、私にはピンとこない。ごめんなさい。

どちらかというと、一度は耳にしたことがあるだろうシューベルトの歌曲 「野ばら」に用いられている詩「童は見たり( わらべはみたり)、野中のバラ~」を書いた人。と説明された方が「へ~~~」とイメージできるかな。

 

 

色彩論

光と色について研究し、約20年もの歳月をかけて執筆されたとされる 「色彩論」を1810年に発表している。

「色彩論」は三部構成からなり、「教示篇・色彩学稿案」では、色彩に関する己の基礎理論を展開し、「論争篇・ニュートンの光学理論を暴く」では、100年前のニュートンの「光学」による「色彩論」を批判し、「歴史篇・色彩学史のための資料」では、古代ギリシアから18世紀後半までの色彩論の歴史を辿っている。

 

 

 

残像現象 ざんぞうげんしょう

赤い円を10秒くらいジーッと見つめたあと、隣の白い枠に視線を移してみると、うっすらと青緑の円が見えてくるだろう。これは「赤」と「青緑」が「補色関係にある」ことから生じる現象である。

また、同じように赤い円を10秒くらいジーッと見つめたあと、今度は黒い枠に視線を移してみると、うっすらとそのまま赤い円が見えてくるだろう。これは「赤」がそのまま残って「残像」として見える現象である。

▲クリックすると画像拡大

 

これも見つけたのはゲーテが最初。とある日に、光あふれるカフェで、赤いドレスの女性に見惚れたゲーテは、彼女がその場を去った後もジーッと見惚れていた。

すると、まったく同じシルエットの青緑のドレスを着た女性の姿が浮かび上がってきた。すでに女性はその場を去っていないのに確かに女性の姿が見えたのだ。そしてこれが、ゲーテが「残像現象」を発見した瞬間だったらしい。

 

明順応・暗順応

暗い場所から急に明るい場所にでると、光が眩しくてまわりの風景が白っぽくなり見えにくくなるが、しばらくすると目が慣れてきてまわりの風景が見えてくる。この目の反応を「明順応(めいじゅんのう)」という。

逆に、明るい場所から暗い場所に入るとしばらく暗くて何も見えないが、少しずつ目が慣れてきてくるとまわりにある物が見えてくる。この目の反応を「暗順応(あんじゅんのう)」という。

また、順応にかかる時間は人それぞれではあるが、暗順応のほうが明順応より長い時間がかかると言われている。それをはじめて研究したのがゲーテなのだそうだ。

 

色相環 しきそうかん

デザインに詳しくない人でも、美術の授業で習っているはずなので一度はみたことがあるだろう「色相環」をつくったのがゲーテらしい。

 

 

ニュートンへの批判

1704年に発表されたニュートンの「光学」。プリズム(透明ガラスの三角柱)を用いて分光実験をし、太陽光のような色のついていない光(白色光)には、7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)の色光(スペクトル)が含まれていて、重なり合ったものであることをみつけた。それから100年後、ゲーテは「色彩論」の中で執拗なほどの異を唱えているらしい。

 

サー・アイザック・ニュートン

Sir Isaac Newton(1643 – 1727)

イングランドの哲学者・自然哲学者・数学者・物理学者・化学者・天文学者といった多岐にわたる才能を示し、りんごのエピソードで知られる万有引力の法則や微分積分、プリズムによる分光スペクトルなどを導きだした人。

 

万有引力の法則 ばんゆういんりょくのほうそく

宇宙のすべての物体には引力が働いてるという考え方。

 

微分積分 びぶんせきぶん

変化を計算するための数学。中学の数学の授業で習ったような???

 

ゲーテの批判とは

自然光を分光され屈折率の違いによって7色の色光が現れるとされ、人間の目が感覚中枢を通してそれを「色」として認知するといった、あくまでも「光」を研究した物理学的な考え方っだったのだが、ゲーテは色が人間の精神にどのような影響を与えるかということに着目し、色彩の感覚的、精神的作用を論じているのだとか。

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは、see you next time.

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