ムーン&スペンサーの考え方【色彩調和論】


絵を描いているときや服を選ぶときなど、様々な場面で「赤を使いたいけど、何色と合わせたらいいのかな?」といったように、色選びに頭を悩ませることがあるではないでしょうか。

そんな色彩の「???」について調べた、先人たちについてまとめてみました。

 

 

色彩調和

2色以上の色を組み合わせて、色彩のバランスや美しさなどを作り上げていくこと。また、その配色が見る人に好感を与えたときに、それらの色は調和しているといえる。

 

 

色彩調和論

色彩調和については、イングランドの物理学者サー・アイザック・ニュートン(Sir Isaac Newton)によりスペクトルの発見がされて以降、色彩が科学的にとらえられるようになり、様々な学者たちによる論議が繰り返されてきた。ここでは、ムーン&スペンサーの「色彩調和論」についてまとめてみることにした。

 

 

パリー・ハイム・ムーン & ドミナ・エバリー・スペンサー

Parry Hiram Moon(1898 – 1988 )
ムーンはアメリカの電気技師、色彩学者。

Domina Eberle Spencer(1920 –   )
スペンサーはムーンの奥さんでイギリス人の数学者、色彩学者。

 

 

色彩調和論

先人たちの「色彩調和論」を研究し、「マンセルシステム」をもとに、1944年にアメリカ光学会に「色彩調和論」を発表した。

原文は3部構成からなり、「古典的色彩調和の幾何学的形式」では、マンセル表色系を基に独自の色立体として色空間「オメガ(ω)」を設定し、調和する配色として2つの条件を仮説し、「色彩調和における面積」では、つりあいのとれた面積比を選ぶ計算法を提案、「色彩調和に適用される美的尺度」では、配色の美度を算出する方程式を提案している。

 

調和領域

マンセル色相環は10色相からなり、さらに1の色相を10等分した計100等分に分けられている。

 

同一調和
色相差 0
同じ色相
同じ明度
同じ彩度
類似調和
色相差 7~12
明度差 0.5~1.5
彩度差 3~5
対比調和
色相差 28~28
明度差 2.5以上
彩度差 7以上

 

不調和領域

 

第一曖昧領域
色相差 1~7
明度差 0.5以下
彩度差 3以下
第二曖昧領域
色相差 12~28
明度差 1.5~2.7
彩度差 5~7
眩輝 げんき
明度差 10以上

 

眩輝

不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のこと。

 

 

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