オストワルトの考え方【色彩調和論】


さぁ、はじめよう!!

絵を描いているときや服を選ぶときなど、様々な場面で「赤を使いたいけど、何色と合わせたらいいのかな?」といったように、色選びに頭を悩ませることがあるではないでしょうか。そんな色彩の「???」について調べた人たちがいました。

 

 

色彩調和

2色以上の色を組み合わせて、色彩のバランスや美しさなどを作り上げていくこと。また、その配色が見る人に好感を与えたときに、それらの色は調和しているといえる。

 

 

色彩調和論

色彩調和については、イングランドの物理学者サー・アイザック・ニュートン(Sir Isaac Newton)によりスペクトルの発見がされて以降、色彩が科学的にとらえられるようになり、様々な学者たちによる論議が繰り返されてきた。ここでは、オストワルトの「色彩の調和」についてまとめてみることにした。

 

 

フリードリヒ・ヴィルヘルム・オストヴァルト

Friedrich Wilhelm Ostwald(1853 – 1932)

1909年、触媒作用・化学平衡・反応速度に関する業績が認められ、ノーベル化学賞を受賞したドイツのの科学者。

 

 

色彩の調和

1918年に発表した「色彩の調和」で「調和は秩序に等しい」と定義し、調和のためにはなんらかの共通項を持たなければならないとして、自ら考案した色彩体系(オストワルト色相環)の中で、規則的な位置関係にある配色は調和するとしている。

 

 

オストワルト表色系

1920年頃に発表された「へリングの反対色説」に基づいた表色系で、混色系の代表的なカラーシステム。

 

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この色相環の色はイメージカラーであり、実際の色とは異なるものです。

 

オストワルト色相環の特徴は、マンセル色相環やPCCS色相環の色の並びとは反対になっていて、色相環上で向かい合った色(反対色)は、マンセルやPCCSは「心理補色」の関係だが、オストワルトは、反対色同士を混ぜ合わせると無彩色になる「物理補色」となる。

 

へリングの反対色説

ドイツの生理学者エヴァルト・ヘリング(Karl Ewald Konstantin Hering / 1834 – 1918)により、1801年に提唱したヤング=ヘルムホルツの「三色説」に対し、赤と緑を加法混合によって黄が知覚されるのは無理があると考え、1874年に「反対色説」を発表し唱えたもの。

 

混色系

混色系とは、あらかじめ混ぜる色を決めておいて、その混ぜた色の割合を変えることによって色を表現すること。オストワルトは、理想的な「白(W)+ 黒(B)+ 純色(F)」を回転させて混ぜる>ことで、すべての色をつくれるとした。

白(W)+ 黒(B)+ 純色(F)= 新しい色
白 50% + 黒 20% + 純色 30% = 新しい色 100%
白 10% + 黒 20% + 純色 70% = 新しい色 100%

 

回転混色

色分けされた円盤を高速回転させることにより新しい色を得る方法。

 

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オストワルトの色立体

各色相の純色が同一点に置かれていることから、そろばん玉のような「二十円錐形」になっている。

 

等色相三角形

二十円錐体の三角形の垂直断面は「等色相三角形」と呼ばれ、白、黒、純色の頂点に置く正三角形で表されている。

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等色相面

等白系列

純色と黒を結んだ辺に平行な系列で、等白系列の各色に含まれる白の量は等しい。

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等黒系列

純色と白を結んだ辺に平行な系列で、等黒系列の各色に含まれる黒の量は等しい。

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等純系列

白と黒を結んだ辺の平行な垂直上に並ぶ系列で、白と純色の量が等しい。

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等価値色系列

等色相三角形で同じ位置にあるものを水平に結ぶ線上にある色の系列で、色相は違うが、白、黒、純色の量は等しい。

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最後まで読んでくれてありがとうございました。
それでは、see you next time.

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