2020年現在、世界にある国々の数は「196か国」と言われています。
そのうち、日本が承認している国の数は「195か国」で、日本が国家承認している「バチカン」「コソボ共和国」「クック諸島およびニウエ」は、国連未加盟であることから、国連加盟国数は日本が承認している国の数よりも少ない「193か国」となっています。
これらの国々の色や形は、その国における伝統や宗教、文化、生活習慣などによって異なるため、赤や青、白や黒などの同じ色でも、国によって色の意味も異なってくるのだそうです。
国旗を始めとする世界各国の様々な「旗」を科学的に調査・研究する学問「旗章学(きしょうがく)」で用いられている、専門用語を少しまとめてみました。
旗の各部名称
Badge バッジ
身分・資格・所属団体などを表すために、衣服・帽子などにつけるしるし「記章(きしょう)」のこと。または、フライ(旗尾側)につける旗章。
つける部位によって襟章、腕章、肩章、胸章、袖章、臂章、帽章、周章などとも呼ばれる。
Canton カントン
旗を4分の1に区切ったそれぞれの区画のこと。
一般的に星条旗の星の図案やオーストラリアのユニオンジャックの部分が位置する、ホイスト側の上半分(左上)を指す。
Charge チャージ
旗に描かれる像やシンボル。
Emblem エンブレム
チャージとして使われる図案。
伝統的な紋章起源のものや近代になって作られたものがある。
Field フィールド
旗の背景色。チャージの背後の色。
Fimbriation フィンブリエーション
細い境界線。白や金が多く、旗で2つの色を分けるために使われる。
Head ヘッド
旗面の上部。
Hood フッド
旗面の下部。
Fly フライ
旗尾側(きびがわ)の縁。または旗尾側半分。
旗の水平幅を意味することもある。
Hoist ホイスト
旗竿側の縁、または旗竿側の半分。
旗の高さを意味することもある。
Length レングス
旗竿と直角になる方向に測った幅。
Width ウィドス
旗竿と平行になる方向に測った幅。