灰色が持つイメージと効果


私たちの身のまわりに溢れている様々な色には、「心理」にはたらきかけ、私たちの「感情作用」に大きな影響を与えられています。それは、私たちが経験し記憶したことをイメージする何かと、それらに関連する色とを「結びつけて連想している」からです。

個々の色が持つイメージを知ることで、広告やファッション、インテリアなどに、意味合いを持たせたデザインにしたい時には、イメージと色を意図的にうまく組み合わせることで、より魅力的な効果が得られるようになるでしょう。

 

 

◎  グレー GRAY

・白と黒の中間色
・JIS規格における無彩色3色の基本色名のひとつ
・「鼠、鉛、錫、消炭」など、物を燃やした際に出る灰のような灰色系統の色の総称

 


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灰という漢字は、象形文字、または指事文字を組み合わせた「会意文字(かいいもじ)」が変化したもの。「手」を表した「又」の象形と「物を燃えきった火のかす」を表した「火」の象形から、「燃えかすの灰を手で引き出しているさま」の意味から成り立った文字である。また、火事が多かった江戸では、火事を連想させる「灰」の字を嫌い、「鼠色」と呼んでいたとされる。

 

 

◎  性質

自己主張せずほかの色を引き立てる「調和の色」で、どんな色にも馴染みやすい。

・柔軟色
・沈静色
・鎮静色

 

 

◎  イメージ

◎  具体的イメージ

石、煙、ねずみ

 

◎  抽象的イメージ

慎重、憂鬱、無機質、曖昧、不安、控えめ、平凡、落ち着き、調和、地味、上品、大人、クール、スマート

 

 

◎  心理的効果

◎  ポジティブイメージ

・上品で都会的な印象を与える
・穏やかで控えめな印象を与える
・周囲の色を引き立てる

 

◎  ネガティブイメージ

・疑惑、不安、不吉といったイメージを持つ
・地味な印象を与える

 

 

◎  生理的効果

・脳の機能を低下させる
・体が活性化されず老化しやすくなる
・目に優しい

 

 

◎  灰色を好む人の性格

・温厚
・中立を保つ
・控えめでおとなしい
・用心深い
・デリケート
・物腰が柔らかい
・スマートで都会的
・優柔不断
・スタイリッシュ

 

 

◎  ポイント

◎  ファッション

灰色は地味な印象を受けるかもしれないが、実は都会的でセンスがよく見える色で上品で洗練されたイメージもあるので、主役にも脇役にもまわれる「万能色」である。寒色系の色と合わせるとキリッとしたスマートな印象になり、暖色系の色と合わせるとシックで落ち着いた雰囲気になる。

スーツなどファッションで灰色を取り入れると、落ち着いた信頼感のあるイメージを与えることができるので、商談などのビジネスシーンで落ち着いて話を聞きたい時に効果的である。また、どんな色とも合わせやすい色なので、オシャレな着こなしがしやすいのも特徴。

グレーの持つ都会的なクールさがピンクの持つ甘さを抑えた、シンプルで甘すぎない大人の色気を強調するコーディネートになる。濃淡を変えて組み合わせれば、カジュアルな場面にも使えてモダンな印象にもなる。

 

 

グレーを基調にしたコーディネートに、トップスの黒を加えて程よく引き締めたマニッシュな印象のコーディネートになる。ジャケットの袖から黒トップスが少し見える着こなし方もカッコいい。

 

 

デニムやネイビーにグレーを合わせると、、グレーの濃淡によってカジュアルにも落ち着いた印象にもなり、オールシーズン取り入れることができるコーディネートになる。さらに、白を合わせることで透明感があるコーディネートになる。

 

 

◎  インテリア

どんな色とも相性が良く周囲の色を引き立てる効果がある灰色を、メインカラーに取り入れることで部屋全体がシックにまとまり、上品さが生まれると言われている。

また、白みが強くなればなるほど、空間を広く見せてくれる効果もあるので、壁紙やカーテン、ラグなどに取り入れるとよいだろう。ただし、グレーのみで部屋をまとめると、メリハリがなく平面的な印象になってしまうことがあるで、インテリアの素材や柄にもこだわって小物をそろえてみるとよいだろう。

 

 

 

 

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