龍鳳凰文【吉祥文様】 


手ぬぐいや和小物など、古くから私たちの身近なものに日本の伝統文様は描かれています。

これらの文様のひとつ一つには、その時代に生きた人々の幸せへのさまざまな願いが込められており、その文様を身近なものに描きつかうことで、縁起を担いだりしていたのだそうです。

日本の伝統文様の種類は数多くあり、それらの種類や名前の由来、絵柄に込められた意味などについてまとめています。

 

 

 

吉祥文様 きっしょうもんよう

吉祥とは、「良い兆し・めでたいしるし」を意味する。

 

 

龍鳳凰文 りゅうほうおうもん

古代中国で創りだされた架空の動物である龍と鳳凰を組み合わせ文様化したもの。

 

文様吉祥文様
動物文様
御利益

 

 

龍文 りゅうもん

古代中国で創りだされた角は鹿、頭は駱駝(らくだ)、目は鬼、耳は牛、髭はなまず、胴は大蛇または鯉のような鱗(うろこ)、腹は蜃(しん / 架空動物)、尾は魚、鋭い爪は鷹など実在する動物を組み合わせた姿をしているとされる(諸説あり)架空の神獣である龍を文様化したもの。

中国では古くから、龍・鳳凰・麒麟(きりん)・亀を「四瑞(しずい)」と呼び、めでたい時に天の使いとして現れる生き物として崇(あが)められ、皇帝の象徴とする吉祥文様として、皇帝の衣服や宮廷用の器物に数多く用いられた。

また古代中国では、東西南北の四方の星座をそれぞれの方位を司る神を配し、龍は東の方角を守る「青龍(せいりゅう)」として、東の青龍(せいりゅう)」朱雀(すざく)、、玄武(げんぶ)とともに、「四神(しじん)」とも呼ばれている。

日本へは、飛鳥時代に伝わったとされ、吉祥文様のひとつとして定着し、中国に比べて比較的自由に用いられた。

 

 

文様吉祥文様
動物文様
御利益神仏加護
災難厄除
家運隆盛
立身出世

 

 

応龍文 おうりゅう

翼を持つ龍を文様化したもの。

 

御利益立身出世
開運招福

 

 

双竜文 そうりゅうもん

二匹の龍が向かい合せ構成し文様化したもの。

 

 

丸龍文 がんりゅうもん

龍の頭と尾を繋げるように丸く構成し文様化したもの。

丸龍文は天界の龍を描いているとされ、雲や雷と共に表現されることが多い。

力強い運を運び込むものとして、武将に好まれた文様で、武具や馬具などに多く描かれている。

 

御利益神仏加護
立身出世
武運長久

 

 

角龍文 かくりゅうもん

龍を方形に構成し文様化したもの。

 

 

鳳凰文 ほうおうもん

中国では古くから、龍・鳳凰・麒麟(きりん)・亀を「四瑞(しずい)」と呼び、古代中国で創りだされた架空の瑞鳥(ずいちょう)の鳳凰を文様化したもの。

鶏のような鶏冠(とさか)、顎は燕、首は蛇、背中は亀、尾は魚、黒・白・赤・青・黄の五色の羽を持った(諸説あり)、錦鶏と孔雀を合わせたような姿をしているとされる。

鳳凰の鳳は雄を、凰は雌を指し、雄と雌が一緒に飛び、相和して鳴くと天下泰平を意味するとも言われている。

 

 

文様吉祥文様
動物文様
御利益神仏加護
夫婦円満
護国報恩
天下泰平
開運招福
成功祈願

 

 

鳳凰丸文 ほうおうまる

鳳凰を丸く構成し文様化したもの。

 

桐竹鳳凰文 きりたけほうおうもん

桐・竹と鳳凰を組み合わせ文様化したもの。

中国で皇帝の象徴とされる鳳凰は「梧桐(あおぎり)の木に棲み、竹の実を食す」とする中国の故事から、日本で桐は高貴な植物とされ、天皇の紋章として「菊」と共に皇室専用の文様となっており、一般に使用することを禁止されていた。

特に桐竹鳳凰文は天皇の「黄櫨染袍(こうろぜんのほう)」に用いられ、天皇専用の文様とされている。

現在では婚礼家具や調度品、留袖や羽織の柄として好まれている。

 

 

御利益天下泰平
子孫繁栄
延命長寿
立身出世

 

 

 

桐竹鳳凰麒麟文 きりたけほうおうきりんもん

桐と竹、鳳凰、麒麟を組み合わせ文様化したもの。

 

 

鳳凰唐草 ほうおうからくさ

長い尾を唐草に見立てた文様。

 

 

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。
Please look again if you like.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA