四君子文【吉祥文様】

蘭文 らん

春蘭などの東洋の蘭の花を文様化したもので、「蘭花文(らんかもん)」とも呼ばれている。また、明治後期ごろからは洋蘭を用いた文様も生まれている。

中国の宋の時代に、竹、梅、菊と共に「四友(しゆう)」、または梅・菊・竹と共に「四君子」として高貴な吉祥文様として用いられている。

 

 

 

文様吉祥文様
植物文様
季節文様・冬
御利益子孫繁栄
技芸上達
立身出世

 

 

春蘭文 しゅんらん

春蘭の花を文様化したもの。

春蘭の花や茎には、強壮や解毒作用の薬効があることから、力を漲(みなぎ)らせることができるとして武将に好まれていた。

 

御利益立身出世
学業成就

 

 

 

竹文 たけもん

 松竹梅文

 

 

 

菊文 きくもん

菊の花や葉をを文様化したもの。

中国の宋の時代に高貴な吉祥文様として、梅・竹・蘭と共に好まれた文様で、奈良時代から平安時代にかけて、薬草や観賞用として中国から日本に伝わり、重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)に菊花の宴が行われていた。

本来は秋を表す植物だが、古典的な吉祥文様として広く好まれ、季節を問わず用いられている。

 

 

 

文様吉祥文様
植物文様
季節文様・秋
御利益疫病退散
立身出世
技芸上達

 

 

菊水文 きくすいもん

流水に菊の花を浮かべた様を文様化したもの。

「菊の群生地から流れ出た水を飲むと寿命が延びる」という中国の故事にちなんで、日本でも古くから長寿の象徴であるめでたい文様として用いられている。

 

御利益疫病退散
技芸上達

 

 

八重菊 やえぎく

小さな花びらを重ねて八重咲きの菊を文様化したもの。

 

 

糸菊 いとぎく

管菊の花弁が糸のように細い菊を文様化したもの。

 

 

菊尽くし きくづくしもん

大きさや色、形の異なる「江戸菊・美濃菊・伊勢菊・嵯峨菊・肥後菊・丁字菊」などの様々な菊の花を組み合わせ文様化したもの。

多彩で華やかなところから友禅染の模様によく見られ、小紋柄や地紋などにも用いられている。

 

 

乱菊 らんぎく

菊の花びらを大きく長くして、乱れ咲いたように大胆かつ豪華に文様化したもの。

 

 

狢菊文 むじなきくもん

菊の花びらを狢(むじな)の毛のように小さく密に描いて、菊花の形として文様化したもの。

狢とは、穴熊の別称で、地方によっては狸(たぬき)のことを指し、昔話にも数多く登場している。

 

 

菊に桜 きくにさくら

菊の花に桜の花を組み合わせて文様にしたもの。

 

御利益延命長寿
五穀豊穣
神仏加護

 

 

万寿菊 まんじゅぎく

饅頭(まんじゅう)のように菊の花の形を丸く簡略化した文様であることから、「万寿」の字が当てられたとされている。

江戸時代中期の絵師 尾形光琳(おがた こうりん)創始した描法でもあることから、「光琳菊(こうりんぎく)」とも呼ばれている。

 

 

 

梅文 うめもん

 松竹梅文

 

 

 

 

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