桃文【吉祥文様】


手ぬぐいや和小物など、古くから私たちの身近なものに日本の伝統文様は描かれています。

これらの文様のひとつ一つには、その時代に生きた人々の幸せへのさまざまな願いが込められており、その文様を身近なものに描きつかうことで、縁起を担いだりしていたのだそうです。

日本の伝統文様の種類は数多くあり、それらの種類や名前の由来、絵柄に込められた意味などについてまとめています。

 

 

 

吉祥文様 きっしょうもんよう

吉祥とは、「良い兆し・めでたいしるし」を意味する。

 

 

桃文 もももん

中国原産の扁平(へんぺん)な形をした桃を文様化したもので、「蟠桃文(ばんとうもん)」ともいう。

蟠桃とは、中国が原産とされる桃の品種で、一般的に知られる丸い桃とは違い、平たい形をしているのが大きな特徴。

古代中国では、桃の木は邪気を祓(はら)う力がある霊木とされ、桃の木でつくった弓や桃の枝で悪霊(あくりょう / 人間に不幸をもたらす邪悪な霊)・悪鬼(あっき / 人間に悪さをする鬼)を祓う風習があったのだとか。

また、中国古代の伝説上の山岳「崑崙山(こうろんさん クンルンシャン)」の仙女 西王母(せいおうぼ)の棲(す)む地には「桃の木」があり、3000年に1度だけ実が成り、その実を食べると「不老不死」でいられるという、桃の実を漢の第7代皇帝 武帝(ぶてい)に贈ったという「西王母伝説(せいおうぼでんせつ)」から、長寿の象徴として吉祥文様に用いられている。

 

 

 

文様吉祥文様
植物文様
四季文様・春
御利益技芸上達
延命長寿
災難厄除
疫病退散
不老長寿
悪鬼退散

 

桃果文 とうかもん

桃の果実を文様化したもの。

 

 

桃樹文 とうじゅもん

桃の花や実をつけた樹木を文様化したもの。

 

御利益疫病退散
子育祈願
災難厄除

 

 

折枝桃文 おりえだもももん

桃の実をつけた折枝の文様化したもの。

 

 

桃に猿文 ももにさるもん

桃と猿を組み合わせ文様化したもの。

古事記では、桃は邪気を祓う霊果として扱われ、猿は「去る」に通じることから「邪気が去る」に通じるとされ、吊るし雛(つるしびな)に用いられたことから生まれた文様とされる。

愛らしい取り合わせとして、女児の着物や浴衣の柄に用いられている。

 

御利益災難厄除
延命長寿
子孫繁栄

 

 

 

 

 

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